時効の援用とは
時効とは、一定期間権利が行使されなかった際に権利が消滅する制度で、債務者としては、時効の援用をすることで、借金の返済を免れることができます。
最後の返済等から5年以上経過しており、その間に、債権者からの請求を受けたり、債務の承認をしていなければ、時効を援用することで借金の返済を免れることができる可能性があります。
対応を誤ると時効が認められなくなる恐れもありますので、ご不安な場合は、ご自身で対応する前に、弁護士にご相談ください。
時効援用の主なメリット
- ○時効が完成している場合、援用することで借金の返済が不要になります。
- ○自己破産や個人再生のように官報に載ることがありません。
- ○自己破産のように各種の資格制限等がありません。
時効援用の主なデメリット
- ●とくにはありませんが、時効が完成していない状態で時効の援用をした場合、請求をするきっかけになり、結果として時効の援用が認められなくなる恐れがあります。