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三菱UFJニコスの任意整理

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2023年11月17日

1 三菱UFJニコスは系列会社が多い

三菱UFJニコスは、信販会社の中で最大手といわれています。

数多くのグループ会社を有しており、DCカードグループという株式会社愛銀DCカード、株式会社百五カードなどがいるほか、MUFGカードブランドという株式会社中京カード、株式会社OKBペイメントプラットなども系列になります。

これらの会社との間で延滞の情報等が共有されている可能性があります。

また、昔の日本信販株式会社や株式会社ミリオンカード・サービスなど多くの会社と合併してできた会社なので、日本信販等と長い間取引をしてきた方は、過払い金が返ってくることがあります。

auフィナンシャルサービスや銀行のカードローンの保証業務をしていることも多いので、auカードや銀行のカードローンが払えなくなったことで、三菱UFJニコスとの任意整理をすることになるケースもあります。

2 三菱UFJニコスの任意整理は、長期分割を認めてもらいやすい

三菱UFJニコスは、任意整理(分割払いの話し合い)になると、他の業者より長期の分割を認めてもらいやすい傾向にあります。

一般的には長期分割は5年程度が限度ですが、三菱UFJニコスは、7年分割や10年分割が認められるケースも珍しくありません。

3 三菱UFJニコスの任意整理は、利息や遅延損害金がカットになりやすい

任意整理では、毎月の返済額を減らす以外に、利息や遅延損害金がカットしてもらえるかもポイントになります。

三菱UFJニコスは、ショッピングとキャッシング両方の取引ができ、どちらも年利7%~18%程度の利息がついていることが多いでしょう。

弁護士が三菱UFJニコスの任意整理をすると、この7~18%の利息や遅延損害金がカットされて、元金だけ返済すればよくなることが多いです。

4 三菱UFJニコスの任意整理は、代理人弁護士がつくケースも多い

三菱UFJニコスは、大手の信販会社であるためか、3か月程度延滞すると、弁護士に依頼して請求するケースも多いです。

こうなると、相談者ご自身での対応は難しくなりますので、早めに弁護士に相談する方がよいでしょう。

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